最初に
kintoneを使っていてよくある困り事に、「こんな機能があったらいいのに」があります。
プログラムを作れる人であればJavascriptカスタマイズで作ってしまえばいいのですが、全員ができることではありません。
そんな場合は諦めて我慢する?
いいえ、そんな場合はkintoneプラグインを使えばいいのです。
kintoneプラグインは無料のものもあるので、簡単に使えるというメリットはありますが実際に使ってみなければ使用感はわかりません。
そんな皆さんに今回の記事を書くことにしました。
私自身の備忘録という趣旨もありますが、他社様の無料のkintoneプラグインを勝手に紹介するとともにレビューしていきます。
TIS様 一覧テキスト絞り込み検索プラグイン
今回紹介するのはTIS様の一覧テキスト絞り込み検索プラグインです。
名前の通り、一覧画面でテキスト入力検索が可能となるプラグインになります。
プラグインの設定はいりません。
使いたいアプリにプラグインを追加するだけで使えます。
プラグインを追加してアプリを更新してみると、一覧に見慣れないテキストエリアが表示されます。

このテキストエリアが一覧画面のテキスト検索条件入力項目です。
ではどういう検索ができるかをチェックしましょう。
まずはテストデータを用意します。

データの登録が終わったら早速検索していきます。
検索条件は色々な内容で試しています。
検索した内容と結果はどうなっているでしょうか。









色々な条件で検索してみましたが、サブテーブルを含む全てのフィールドが検索対象になっていることがわかると思います。
さらに検索文字列が複数フィールドに存在する場合、該当するフィールドを全て検索結果として表示してくれます。
文字検索時の制限事項については当然kintoneに準拠しているので、その点は注意してください。
このように想像以上に使いやすい便利なプラグインなのですが、ちょっとだけ使いにくいと感じた点が2つあります。
まず1つ目は複数文字検索ができないこと。
検索サイトで「検索文字列1 検索文字列2」のように複数の単語をスペースで区切って検索する方法です。
2つ目は入力した文字列以外の検索条件は、一覧の初期条件で検索を行うこと。
これだけでは「?」となるので、簡単に説明します。
- 一覧画面にある一覧のドロップダウンを選択します。
- 表示された一覧に絞り込み条件を追加します。
- テキストを入力し、プラグインでの検索を実行します。
- 1の一覧に対して3の検索を実行した結果が一覧に表示されます。
例えるならば料理というアプリで麺類の一覧を選択した後にラーメンで絞り込みをかけて、材料名の醤油で検索するようなイメージです。
本来であれば醤油ラーメンが検索結果として欲しいのに、和風パスタも一緒に検索されてしまいます。